Bovedaの再利用方法
（復活させる方法）
1. 葉巻を適切な湿度で熟成させる
多くの葉巻をヒュミドールで熟成させていると、葉巻を保管しているヒュミドール（湿度管理用の箱）つまり、ミニサイズの例:Boveda69%が乾燥していることに気付きました。そのため、ボベダ・ヒュミディパックへの給水を頻繁に行っています。
特に冬場は空気が乾燥しているため、意識的に加湿していましたが、最近は気温が安定してきたこともあり、少し油断していました。その結果、ボベダが乾燥し、湿度計の数値が55％まで低下してしまいました。たばこの葉は適切な湿度を保つことで美味しく吸うことができます。喫煙は単にたばこ葉を燃やして煙を吸い込むだけではなく、適切な湿度管理によってその味わいや香りが大きく変わるのです。（辛さ、コク、甘み、などなど）
2. Boveda（ボベダ）とは？
ボベダは、主に高価な木製楽器や食品などの湿度管理が重要なものに使用される湿度調整アイテムです。たばこ葉に使用するのはその湿度調整機能がたばこの保存にも適しているためです。つまり、Bovedaはたばこ葉専用の製品ではなくさまざまな用途で利用されています。
Bovedaの特徴として、加湿と除湿の両方が可能な「2WAY機能」があります。しかし、加湿のみに使用できると誤解されがちで、水分がなくなったら使い捨ててしまう人も多いようです。ですが、ボベダは再利用が可能で適切な方法で水分を補充することで繰り返し使用することができます。
3. Bovedaの給水の原理
Bovedaに水分を補充する方法は比較的簡単です。水を含ませた珪藻土コースターから空気中に水分が放出され、それをBovedaが吸収します。タッパーなどの密閉容器の中にボベダと珪藻土コースターを入れる。百均で売ってる透明の石をタッパー一杯に入れてその上に珪藻土を置いて、時間をかけて湿気を吸収させる方法が効果的です。（ドラッグストアで売っている精製水(about 100yen)を使います。※水道水はやめておくこと。）
重要なポイントは、Bovedaは空気中の湿度を吸収する仕組みになっており、直接水に浸すと吸水しないという点です。そのため、湿度の高い環境を珪藻土下に作り、時間をかけて吸水させることが必要です。
4. 吸湿のための道具はダイソーでも購入可能
Bovedaの給水には、以下のような道具が必要です：
- 珪藻土コースター（ダイソーで購入可能）
- 大きめのタッパー（密閉できるもの）
- Bovedaを直接水に触れさせないための台（※プラスチック製やガラス玉など）
タッパーの中で珪藻土コースターが水分を放出し、Bovedaがそれをゆっくりと吸収することで給水が可能になります。短期間で吸水させようと直接水に浸してしまうと、ボベダのフィルターが損傷し、使えなくなる可能性があるため注意が必要です。
5. シャグのコンディション管理にBovedaを活用しましょう
Bovedaは1枚数百円で購入できますが、再利用が可能なため、膜フィルターの性能が落ちるまで繰り返し使用することでコストを抑えられます。
適切な湿度を維持したたばこ葉は、味わいや喫味が向上し、より美味しく楽しめます。特に乾燥したたばこ葉は風味が損なわれるため、Bovedaを活用して湿度管理を行うことで、最適な状態を維持しましょう。
6. Bovedaの寿命（買い替え時期）
Bovedaの寿命は、フィルターが湿度調整機能を失ったタイミングです。以下のような症状が現れた場合、交換を検討する必要があります：
- Bovedaが十分な水分を含んでいるのに、たばこ葉の湿度が上がらない
- 給水を試してもBovedaが水分を吸収しなくなる
私の経験では、Bovedaがカピカピになる前にタッパーへ入れる事で再利用可能回数が増える気がしています。使用環境によって異なりますので長期間使用する場合は、複数枚をローテーションしながら使用すると良いでしょう。
7. 通販で購入するならまとめ買いがおすすめ
Bovedaは個別に購入することもできますが、まとめ買いをするとコストを抑えられます。特に長期間使用する予定がある場合は、多めに購入しておくと良いでしょう。
Bovedaを適切に管理し、再利用することで、経済的かつ効果的に湿度を調整し、美味しい喫煙体験を楽しむことができます。